犬の話が書きたい
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「犬の話が書きたい!」 机に向かっていた
柚乃
(
ゆずの
)
が唐突に叫んだ。 今度は『犬』か。 柚乃は椅子をくるっと反転させて満面の笑みで言った。 「というわけで
努
(
つとむ
)
。今から行くわよ!」 「どこに?」 今度はふっふっふっと怪しい笑みを浮かべる。 「もちろん、公園よ!」
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