午前7時
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午前7時
少し早めの通勤者達だろう。車窓から疎らな人影が見えた時、車はゆっくりと停車した。タクシーを待たせ歩む交差点。冷たい風が頬を撫でると同時に鼻先に届いたのは、甘くそしてゴージャスな薔薇らしい香りだった。 ギュッと抱きしめた花束――。 マスク越しでも届く濃厚な香りは、あなたの記憶を鮮明に呼び起こさせる。 零れ落ちた一筋の雫を拭い。私は彼の元へと向かった。
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