僕の相棒は犬

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高校に入学して僕は陸上部に入部して忙しくなったけれど、ソラの散歩は僕の仕事として毎日かかすことはなかった。 5月のゴールデンウィーク中、高校の授業は休みだけれど陸上部は大会が近いため部活が行われていた。 僕は夕刻部活が終わって自宅に帰ってから夕食までの時間に、ソラの散歩に出かけた。 僕はいつもの散歩コースで自宅を出て、車通りの少ない川に沿った道を散歩して、大きな橋の近くで川原に出た。 そこで少しソラと一緒に走ったりじゃれたりして少し遊んでから、自宅に帰るために川原を出て川に沿った道に出た。 時刻は17時30分をまわっていて、辺りは薄暗くなってきていた。 川に沿った道から一般道に出て左側の歩道を歩き、交差点で信号待ちをした。 そして信号が青になった所で僕は横断歩道を渡りはじめたけれど、右後ろで車の音がして横断歩道を横断しながら右側を見ると左折してきた車が目に入った。 しかし僕はその車を避けることができず、車に跳ねられて僕の体は宙に舞った。 その後僕の体はアスファルトに叩きつけられて強い衝撃を受けたけれど、目の前が真っ暗になっていって、その後のことはまったく覚えていない。
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