僕の相棒は犬

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「ワン、ワン…」 僕の耳元でソラの鳴き声が聞こえてきた。 僕がゆっくり瞼を開けると見覚えのある天井が見えてきた。 さらにゆっくり辺りを見回すと妹とソラがいることに気が付いた。 妹は僕に向かって、 「お兄ちゃん!」 と呼んだかと思ったらあわてて部屋を出ていって、 「お父さん、お母さん、お兄ちゃんが…」 と叫ぶ声が聞こえてきた。 すると父と母と妹が部屋に入って来て母が、 「風舞」 と僕の名前を呼んで僕の顔を覗き込んできた。 僕は今自分がどのような状況にあるのか知りたくて聞こうとしたけれど、何故か体全体が重たくて頭もぼーっとしていて言葉が出てこなかった。 その後僕は、再度救急車で病院に運ばれて集中治療室で治療が行われて、そのまま入院になった。
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