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「なっ、違いますよ!」
「ははっ、顔真っ赤!卓ってば青いねー!」
「もうやめてください!」
随分仲が良いらしい。
こういうところだったら、裏切りとかは起きなさそう。
「潤さん、卓弄りはやめて久々に手合わせしてくれませんか?」
「おー、いいよ!じゃあ、俺はもう抜けるから、後は優雅1人で案内しといて!」
「分かりました。行こっか、珠那ちゃん」
「はい」
潤さんという人は抜けるみたいなので、久我さんと訓練場を出た。
「次は食堂を案内するね」
「はい、分かりました」
「珠那ちゃん、敬語は使わなくていいよ。最初に会った時はタメ口だったでしょ?」
敬語は使わなくていいらしい。
まぁ、確かに普通にタメ口で話してたしね。
「分かった。そうさせてもらうから」
「うん、その方がいいね。欲を言えば、優雅って名前で呼んでくれたら嬉しいな」
にこりと笑いかけられた。
ちゃっかり注文が増えてるし。
「じゃあ、優雅さんって呼べばいいの?」
「さん付けなんだ。別に呼び捨てでもいいのに」
「それはさすがに無理」
呼び捨てとか違和感が凄い。
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