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でも、そこにいたのはいつも通りの輝悠先輩で。
レアな表情だったのに……
見たかったなぁ……
「輝悠、早いねー!」
「うるさいよ、潤」
「ははっ!まぁ、お邪魔虫は消えるからさ!じゃあ、俺は訓練場に行くからねー!」
そう言って潤さんは去っていった。
今度はこ、輝悠先輩と2人きり。
途端にシーンと静まり返った。
き、緊張する……
「未珠ちゃん」
「えっ、な、何ですか……」
「ふっ、そんなかしこまらなくてもいいよ。その、話したいことがあるから、俺の部屋に来てほしいんだけど……」
そう言った輝悠先輩は何だか緊張しているように見えた。
話したいことに関係あるのかな……?
話したいことって何だろう……?
「わ、分かりました」
「ありがとう。今ロックを解除するから、ちょっと待ってて」
部屋をロックできるんだ……
そもそも、このお家はセキュリティーが高そうだもんなぁ……
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