久我先輩のお気に入り?

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「そっか!だったらいいんだけど」 気にはなってるみたいだけど、それ以上は聞いてこなかった。 ありがとう、菜々子。 「それにしても、1限から数学って怠いよねー!」 「うん、確かに。好きな教科なら嬉しいんだけどね」 話を変えてくれた菜々子に合わせて頷く。 「だよね!体育だったら嬉しいんだけどなぁ!」 「菜々子はそうだよね。私は体育は嫌かな」 「あはは、未珠からしたらそうだよね!未珠、運動音痴だし!」 「はっきり言うね、菜々子は」 その通りだけど、思わず苦笑いを浮かべる。 菜々子は素直なんだよね。 「事実でしょ!」 「ふふっ。私、菜々子のそういうところ好きだよ」 「ありがとう、未珠!」 ほんと可愛い…… 菜々子が好かれるのよく分かる。 「席に着いて。ホームルームを始めるわよ」 その時、先生が入ってきて、慌てて自分の席に座った。
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