久我先輩のお気に入り?

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「潤さん!そこの女は潤さんのお気に入りで?」 「いや、違うつての!この子は輝悠のお気に入り!それ、輝悠に言うなよー!」 「そうなんですか、若の……」 どうやら潤さんは慕われているようで、その人は嬉しそうな顔をして潤さんに話しかけた。 潤さんに敬語だし、潤さんはこの人よりも地位が上なんだね。 それにしても、私が久我先輩のお気に入りって…… そんなことないよね。 「そういうこと!あ、未珠ちゃん、次行くよ!」 「あ、はい」 そこからいろいろなところに案内してくれた。 客室だったり、執務室だったりとか。 個人的に食堂があるのがびっくりした。 一般家庭の家にはないよね。 「最後にここが輝悠の部屋だよ!」 意識を目の前の扉に向けつつも不思議に思う。 どうして、久我先輩の部屋を……? 自分の部屋にも案内してなかったのに…… 「これから輝悠の部屋に来ることになるかもしれないからだよ!なんたって、未珠ちゃんは輝悠のお気に入りだし!」
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