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これ、答えになってるかな……?
「へぇ、そういうこと。ねぇ、潤のことを名前で呼ぶくらいなら、俺のことも名前で呼んでよ」
「えっ……!?」
久我先輩を名前で……
何だか緊張するなぁ……
「き、輝悠先輩」
言った瞬間、恥ずかしくなって俯く。
だから、久我……輝悠先輩の少し赤くなってる顔なんて見えなかった。
「えー、未珠ちゃん俺の時とは随分反応が違うじゃん!」
「えっ、あっ……」
かぁとより顔が赤くなっていく。
確かに潤さんの時とは反応が違いすぎる。
うぅ、何で……
やっぱり輝悠先輩が憧れの人だからかな……?
「輝悠は輝悠で照れちゃってさー」
えっ、照れて……?
つい見たくなってしまった私は顔を上げた。
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