王道学園

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◇◇◇◇◇◇ 伏見から連絡を聞いた後俺は春の親睦会の資料を取り会議室へ行く。 廊下を通りながら思うがこの学園は金をかけすぎていると思う。全廊下にもエアコンがいきとどいており、体育館は数個、グラウンドは人工芝のものと天然芝とある。 しかもこの学園は寮があり また星持ちや役職持ちの人は一般寮よりグレードアップされた寮に住むことが許されている。 まあ、星の持ち数によって寮は異なるからな。 星持ちの寮といってもピンキリだからなんとも言えないが一般寮よりはどれもいいとだけはいえるだろう。 埃一つないカーテンや龍や牡丹などが描かれている花瓶がおいてある廊下を十数分ほど歩いてやっとのことで会議室についた。 電気がついてあるのでもう中にいるのだろう。 どれくらい待たせてしまったのだろうか これで難癖をつけられたら面倒だ。 難癖をつけられたらつけられたであの人の親衛隊に秘蔵写真を売ってやろう。 俺がスマホをもってる前で嫌いなトマトを食べたことが運のつきだったな。 しっかりぶれなく写真に納めることができたからこの写真は高額で売れる。 少なくとも今売られている写真よりは高額になるはずだ。 一応ノックを4回して会議室のドアを開ける。 中央においてあるミーティングテーブルの前に足をくんで座っている。 「ずいぶんと遅かったな。待ちくたびれたぞ?雪白。」 毛先がグラデーションで赤になっている黒髪に瞳は朱色な目鼻立ちが整った男前がニヤリと効果音がつきそうなほど豪快に笑った。 この男こそが抱かれたいランキングでNo.1に輝いた紅皇 昴。 日本五財閥の1つ紅皇家の次期当主様だ。 俺は誕生日パーティなどで数回会ったことがあるが幼少期の偉そうな印象からこの学園に通うにつれての印象はさほど変わらなかった。 偉そう 態度がでかい 自信家 ナルシスト 格好つけ などの性格であり、一般生徒(腐)からは俺様会長と呼ばれているらしい。まあ、1人称が俺様だからあながち俺様会長(笑)は間違ってない。 「遅かったもなにもできる限り急いで来ました。それに会長さんがわざわざ会議室までこいというから時間がかかったのですが。」 会長が座っている椅子の反対にある教卓の上に資料をおきながら間髪いれず言い返す。 資料をファイルの中から取り出していると会長が言い返してこないのに気がついた。キゲンガ悪いのか?いつもならすぐに言い返してくるのに··· 「よく背後をさらけ出しといて文句をいえるなぁ、雪白。」 教卓の前にいる俺の両隣に手をおき囲うようにし体を密着してき、口を耳に近づけて囁いた。 「ん?なんだ。もしかして今日の処理はお前がしたかったのか?」 流石万年発情期会長様 性欲が有り余ってらっしゃる
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