モード

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66c6a886-5f44-42b9-94f6-336517feae1e小説を書いているときのモード、のようなものがある。 文体にも影響する、精神状態というか。 しばらくつかめなかった。自分で手繰り寄せることができてこその作家というやつなんだろう。 でも、今書いているものはああでもないこうでもないと、ベストの精神状態というか気分のようなものにするのに時間がかかった。 で、ひたすら歩いたり風呂に入ったり映画を観たりしていた。 まるで遊んでいるみたいだ。 やたら寝たり。 これじゃただの怠けているやつである。 でも仕方がない。 そういうことを、日常のさまざまを小説を書く一点に向けて、こなしていく。 で、やっとなんとかなりそう。 大学の時なんてバイトのしすぎでむりやり深夜営業のファミレスで書いてたのに! (いや、ついこの間までそうだった。ファミレスが24時間営業しなくなって困ったいる。) 小説を書くってのは面白いね。つくづく思う。書き終えるまでずっと浮遊して、生活は全然違うものになったり、別の顔をしたりする。 修行が足りないだけか?
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