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ふしぎなこと
「そんなの適当に書けばいいよ」
「そんなのいけないよ。あたし新聞書かない。
続けたいなら沙耶一人でやって!」
情報源が無くなってしまった。
『転校生が来る!』適当な見出しや
似顔絵、紹介文をかいた。
しばらく後の日。
キーンコーンカーンコーン
ホームルームが始まる。
「今日は転校生を紹介する」
「西宮奏多です。よろしくお願いします」
「席はそこの空いてるとこだ」
休み時間。奏多の席に人が集まっている。
(たまたま?いや、名前や見た目も同じ。
どういうことだろう)
転校生ムーブが収まった頃、奏多が話かけて来た。
「あの、僕も一緒に新聞書きたいんですけど...」
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