推し。

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推し。

 知らん間にハロウィンが終わってた🎃👻  しかし、偶然にもその夜はカボチャの煮物を食べたキツナ月。である🌙  どうも、おこんばんは🦊  確か5月頃、ダンスサークルの役員になった話をした。  練習はほぼ毎週あり、それなりにしなければならないこともある。ゆえに、今年はまあ時が経つのが早い早い💦  年度を折り返し、練習には慣れてきた。  ここからは発表の場が続く。秋の祭りに冬のイベントが二つ、年度末の保護者向け発表会。準備や段取り決めに追われ、週末はほぼ抜け殻状態である。  サークル役員は、まさにその年の犠牲だ。  我が子の舞台を見ることも叶わないため、最上学年・6年生の親は役員に当たらないよう配慮される。  いつかは巡るもの。  自分だって我が子がお世話になってきた。  なつぼんたちがダンスを続けてこられたのも、そうした犠牲を払ってくれた親御さんがいたからなのだ。  さて。ダンスサークルにおいて、私は低学年チームのお世話係を担っている。  年度始めの初日、大泣きしてしまった一年生の女の子がいた。  出席確認で名前を上手く言えなかったことがきっかけだったようだ。  ああ、なんて繊細な。まだ入学したばかりだもんねーと微笑ましく迎えた。  この子を仮にフウちゃんとしよう。  フウちゃんは、めっちゃ可愛かった。  お人形さんのようだった。  私は、犠牲の中に早速一つの楽しみを見つけた。  ズバリ、密かにフウちゃんを推すことである。
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