あなたに青い花束を

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「一点で、5000円となります」 私はバイトを頑張って貯めた財布から5000円を引っ張り出した。 「あと1日で誕生日、かぁ」 彼のためにお金をためていたのだ。 明日は4度目の彼氏の誕生日。4回も経験しながら、よろこんでもらえるか不安で、1日前まで悩んでしまった。 「お買い上げ、ありがとうございました」 慎重な手つきで綺麗にラッピングされた彼へのプレゼントを持ち上げる。 傷つけてしまったら大変だ。 「よろこんでくれるかなぁ」 心配でたまらなかった。 「君から貰えるならなんでも嬉しいよ。なんたって俺の大好きな彼女だもん」 彼に毎年そう言われている。 クリスマスデートの時も…。いつも、いつも。 「彼氏さん、よろこんでくれるといいですね」 店員さんに声をかれられた。 さっきから独り言を繰り返していたので店員さんも察したのだろう。 あぁ。恥ずかしい。1人でどうかしているみたいだ。 「あ、ありがとうございます…」 そして私は足早に去っていった。

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