1人が本棚に入れています
本棚に追加
「緋伊路(ヒイロ)様、ただいま戻りました…」
「ロウガ…そんなにチリチリに焦げてどうした?」
「咲耶姫に忍術を使われまして、避けることができませんでした」
「咲耶は甲賀の総領に足る器となったか。そろそろ本格的に潰すか…伊賀が最強だと知らしめないとな…」
咲耶…俺の血縁。
お前の祖父と両親の罪、お前が償うんだ。
恵まれたお前なら、俺にある忌まわしい出自も、お前の出自も受け入れられるか?
いずれ全て明らかになるその時まで、天真爛漫なお姫様でいればいいさ。
最初のコメントを投稿しよう!