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体が熱い。
舌と唾液と吐息が絡まって。
キスなんて誰としても所詮同じ。欲を吐き出す為の行為に過ぎないと、そう思っていたのにまるで違う。散々してきたのに。
体中熱くて仕方なくて、少し触れるだけでは全然足りず、もっと……と欲が深くなって、溺れていきそうになる。
熱に浮かされ頭も段々真っ白になる。何も考えられなくなる。
そんな時、小都里ちゃんの息がうまく出来なくなってきていることには気付いて、これ以上はやばいと思い、唇を離した。
小都里ちゃんの身がもたなくなる上、危うく服の中に手がいく所だった。
本当地味で、全然タイプじゃなかったのに。
でも、どうしても目がいって気になって。
例えば人が大勢居ても、絶対に見つけられる自信がある。
俺にはまって欲しいだとか手に入れたいと思ったりしたのも、何もかもが初めてで……。
こんなにも一途に想えるのは彼女だけだ。
だから、気持ちを聞いた時は天にものぼるような心地で、もう死んでもいいとさえ思った――
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