4. もう一度誓いたい Side瞳

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 今はそれぞれ衣装を着付けてもらい、互いに顔を合わせたところだ。 「二回も瞳のウェディングドレス姿を見られるなんて最高に幸せ」 「私も幸せだよ。二回も褒めてくれたし。ふふ」 「瞳、かわいい。素敵だよ。本当に」 「拓海も。すごく素敵」  周りにはスタッフの姿があったが、このくらいの惚気は許されるだろう。  その後はスタッフの誘導に従って移動し、まずは写真撮影を行った。ポーズを指示されるのはどうにも恥ずかしいが、その恥ずかしさも含めてとても楽しかった。拓海もずっと幸せそうな表情を浮かべていたし、瞳も幸せだと感じていた。  そして、始まったメインの挙式。二人がやりたかったのは、互いに誓い合うことだから、それ以外は極力シンプルな流れにしてもらった。  式場スタッフを除けば、そこにいるのは瞳と拓海だけ。他には誰も知り合いがいない中、瞳と拓海は向かい合い、お互いだけを見つめていた。 「瞳。生涯瞳のことを思いやって、大切にして、愛していきます。どんなことがあっても逃げないで、二人が共にいられる未来のために努力します。だから、大好きなあなたのそばにずっといさせてください」 「はい。ずっとそばにいてください。拓海。私も拓海のことを生涯愛します。拓海のことを大事にします。自分の想いを言葉にして、いつも向き合っていきます。二人の幸せのために私も努力します。だから、私も拓海のそばにいさせてください」 「はい、一生そばにいてください」 「拓海。ありがとう。もう一度誓えて嬉しい」 「俺もだよ。これからもよろしくな」  二人は誓いのキスを交わし、もう一度愛を誓い合った。
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