第5章 エピローグ

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第5章 エピローグ

西暦1666年03月11日 姫路城にて… 本多忠憲「母上、しっかりして下され。」 シャオランと千姫が変わった事により 後世で語り継がれている史実とは違い… 千姫と忠刻の嫡男であり僅か3歳の幼き命を散らすはずだった幸千代は無事に元服を果たし名を忠憲と改め今や47歳の立派な御家人となりました。 忠刻は31歳の若さで肺結核により命を落とすはずでしたが今より3年前の1663年05月16日に67歳でその生涯を閉じました…。 勝姫「母上!しっかりして下さりませ。」 池田光政に嫁いだ勝姫も48歳となり シャオランは千姫として人生を終える… 岩爺「バカモン!さっさと修行を終えて戻って来なさい!咲耶が寂しがっているのじゃ!儂の可愛い咲耶を泣かせる奴は許さん!」 事もなくシャオランは甲賀の里へ強制的に戻る事になってしまいました。 咲耶「シャオラン、寂しかったよ!」 少し物足りなさは感じたけれど 忠刻の優しさと愛に触れ大満足の修行でした シャオラン「もしかしたらまた逢えるかな?」
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