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「まぁ、コイツは気にしないで、アナタは、、」
「見ての通りの農夫、筍や竹細工などを売って暮らしてるのさ、、」
「農夫ねぇ、、ほんとうは違うんじゃない?尻尾がチラチラ見えてるよ、」
「えっ!!」
「顔を隠して尻尾隠さずだね、、」笑
「ネム間違ってるよ、頭隠して尻隠さずでしょうが、、」笑
「バレちゃ仕方ない、、わたしは、ココを縄張りにしてる管狐の春蘭ですわ、」
「えっ!クダキツネ、、化猫か?」
「違うわよ、猫と一緒にしないで、先祖代々からつづく管狐よ、、」
「まぁ、そんなことはどうでも良いけど、ウチのパンダ知らない?」
「何がどうでも良いのよ、、パンダ、、何それ?」
「あぁ、白と黒の動物よ、知らない?」
「えっ、白黒、、アソコにいるクマのことかな?」
春蘭が指差す方向を見たら、、竹籠に捕まってるパンダが見えた!!
「わたしの竹林を食い荒らしていたから、捕まえたのさ、、」
竹籠に捕まってるのにも構わず若竹をむしゃむしゃと食べているパンダ!!
「お願い、、わたしのパンダを返してくれない、、」
「うぅ、、返しても良いけどね、タダでは返せない、、」
「それじゃ、何が良いの?」
しばらく、シャオランは考えていた。
「それなら、コレはどうかしら?」
「なんだ?それは、、、」
シャオランが差し出していたのは、レジ袋に入っている肉まんであった。
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