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「今回の調査結果から分かったことが、もう一つある」
お、まだ終わっていなかったのか。
「それは、彼女達と同じタイプの袴田さんも、宇宙人ではないってことだよ!」
灰原君は目を輝かせながら、嬉しそうに報告した。
「何度か僕を連れ去ろうとする所作が見られたけど、それは誤解だったようだ」
だから、それは手を繋ごうとしてたんだって!
「安心した?袴田さん」
別に、わたしが不安だった訳ではありませんけど。
不安だったのはあなたでしょう。
しかし、わたしは自分の想いとは別に、灰原君にこう伝えた。
「うんん。安心できない」
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