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「わたしが思うに、百歩譲って、あなたが宇宙人でないとしても、きっと、宇宙人に操られているのよ」
わたしは深刻そうな表情を浮かべて、灰原君に伝えた。
「そ、そんな……まさか、そんなことが……」
明らかに動揺する灰原君。
「でも大丈夫。わたしに任せて」
わたしは、すっと灰原君に近付き、彼の手を握った。
「これからは、わたしが、あなたを調査するから。そして、必ず原因を突き止めてあげる」
わたしは、灰原君に、にっこり微笑むと、彼の腕に自分の腕を絡めた。
わたしの宇宙人さん、もう、ずっと離さないからね!
おしまい
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