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第4話【図書館】
翌日の水曜日。PM16:00
図書館の司書をしている拓眞は、カウンターにて受け付け業務をしていたのだけど。
「おねがいします」
と。本の返却の為カウンター前に立ったお客様に。思わず。
「あっ」
と。小さく声を上げてしまった。
女性には、 拓眞の声は届かなかかったようだ。というより、下を向いてなるべく話し掛けられないように。と、している感じ?
拓眞も、普段通りに、返却の受け付けをして。
「ありがとうございました」
と。頭を下げて。女性も。
「ありがとうございました」
と。小さな声で返して。
昨日、スーパーで見た時は髪の毛をお団子ヘアー? に。でも、両耳を覆うよにまとめてた彼女。 今日は、サラサラな茶色がかった背中の真ん中辺りまである長い髪を下ろしていて。
「女の子って、髪型で変わるんだなぁ」
と、呟くと。
本の返却の後、新しく本を選び。図書館の読書コーナーにて、真剣に読み始めた女性を見つめた。
今は、目を輝せて本に熱中してる彼女。けど、昨日と。さっきの。 どこか寂しげな表情に拓眞は…
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