◆あとがきと解説

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◆あとがきと解説

 これにて本編は完結です。  この不親切な物語の補足をすると、プロローグとエピローグの語り手はリナリー自身です。彼女は自分のために書いた自分が主役の物語の中を繰り返し生きていました。パラレルワールド的な感じで、その物語が出版された世界線から来た主人公が悪役令嬢の中の人です。  クロノスは名前の通り時を司る神様で、彼は「見届け人」であるため、リナリーとの契約上その存在はアリシアに伝えていませんでした。  エタニティ・ラブサイコのサイコはpsycoと書かれ、もともとは古代ギリシャ語のpsykhē(プシュケー)から来ているそうです。プシュケーの意味は蝶や魂、心なので、リナリーのサイコちっくなイカれた性格(人を人と思わない)と、何度繰り返してもエリオットを想い続けるアリシアの対比になれば…と思って付けました。英文法的にはたぶん変ですが。  この後、書きたかった番外編をスター特典として二本ほど入れたいと思います。残された人たちのその後などについて簡単に触れる予定です。恋愛要素が薄い本作でしたので、少しだけ彼らの仲が進展したりしなかったり……  ・アリシアが魔力を使いこなすまでの奮闘記  ・ペコロスとピーパラのデート  スターや各ページへの反応、ありがとうござした。エブリスタは、読者の方が近く感じられて新鮮です。ファンタジーもどきですが、楽しく書けて良い経験になりました。  もし何かリクエストなどあれば、可能な限り受付ますのでお気軽にどうぞ!  2023.12.01 おのまとぺ
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