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そこまで言われて課長が私のダイエットを体調不良か悩みがあって痩せたと心配してくれている事に気付いた。
「課長に告白しようと決意して、ダイエット頑張ったんです……あの……いけなかったでしょうか?」
「ダイエット?本当に身体は大丈夫なんだな?良かったぁ。心配していたんだ。横澤さんは楽しそうに食べるところがかわいいなと思っていたから」
そこまで聞いてひとつの予想が頭をよぎる。
「もしかして課長、ポチャ好きですか?」
「そう言う横澤さんも?」
「はい、今までずっと課長ウォッチングが趣味だった課長推しです」
課長は苦笑している。
「私は太っているから横澤さんに避けられているとばかり思っていたよ。なぁんだ、そのままで良かったんだ」
「私は好きだから顔が見れなかっただけです。でも痩せてひとつだけ良かったのは課長の顔を見ても照れないようになった事ですかね」
「それって今のは好きじゃないから平気ってこと?」
「あー、そうかもしれませんね……」
「わかった。すぐ戻すから毎日恥ずかしがりながら、私を見つめてもらおう」
「えっ、無理しなくても……」
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