第2話 泣いている小さな女の子

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第2話 泣いている小さな女の子

「どうちたの?」    しゃがみこんで、えんえんって、ないている女の(おんなのこ)に。    ベルクは、(やさ)しく()いたの。    べルクと、(おな)じくらいの。   ちっちゃな、可愛かわいい女の(おんなのこ)です。 「クゥンクゥン」  ブーリャも、心配(しんぱい)そうに ()きながら。 「だいじょうぶ?」  って、女の(おんなのこ)()いています。 「「ベルク! ブーリャ!」」    ヴィントと ルーナも、かけつけてくれました。 「「ヴィント! ルーナ! ベルク! ブーリャ!?」」  パパとママも、(あわ)てたように、かけつけてきました。 「えんえんなの」    ベルクは、女の(おんなのこ)()いているの! って。みんなに(つた)えました。    ママはしゃがむと女の(おんなのこ)に 。 「どうしたの?」    って。(やさ)しく()いたんです 。    でもね 。  女の(おんなのこ)はびっくりしちゃったのかな?   ()くのやめて 。  みんなを。    キョロキョロ不安ふあんそうに()つめてね。 「 パパ ぁ、ママぁ」  (こわ)くなっちゃったのかな?    女の(おんなのこ)がまた泣なきだしちゃった……
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