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「できないとは言えない。だが前例のないことだ。それにその方法は命の保証はできない。それでもやるか?リュウセイさん」
「やる。俺は命を賭けると言った。男に二言はねえ!」
「よし。いいだろう。では今後3ヶ月間は私の言う通りにしてもらう。ではまずは甲板の掃除をしたまえ」
ネロから言い渡された修行、それはプレパディアの巨大な甲板を拭く拭き掃除であった。モップや雑巾でひたすら甲板を拭く。一見竜機の操縦および最新兵器に適応するための修行とは到底思えないものであった。
「掃除?それなら俺は得意だぜ。ジュニアのオッサンに散々押し付けられてきたからな」
「ただの掃除ではないぞ。リュウセイさん、上を脱げ」
「いやん♡」
「上だけでいいと言ったはずだ!君は特別にこれを着るんだ」
「うっ!重おっ!!」
ネロがリュウセイに着せたのはアアルに伝わる鋼鉄製のベストであった。リュウセイはそれを着た瞬間その場にうずくまってしまった。
「100kgある。ひたすら自分の体をいじめ抜くには最高の服だ。呼吸をするだけで自分の細胞が生まれ変わっていくのを痛感するだろう?」
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