Prologue.

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「…はは、昔はそんな事考えてたなぁ」 今、その事を思い出して1人で呟いている。 本当になってくれたら、さぞ面白い事だろう。 今は高校生になり、前よりかは友達は増えているけど。 「あ、そろっと飯作んなきゃかな」 そして台所へ行き、調理を始めた。 ……あれ、そういえば狐様って名前があった様な…父から聞いた気がする。 「う〜ん…」 もう両親は不慮の事故で他界しているが、僕はお婆ちゃんやお爺ちゃんに手伝ってもらいながら、この家に住んでいる。 狐様を何故か1人にしたくなかったから。 寝る時も、常に狐様と一緒の部屋。 ちゃんと撫でるのも習慣にしている。 そうやって狐様の事を考えていた時 ボンッ! 突然どこかから音がした。
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