元風俗嬢が金持ち妻になりました

ラファエロ

昨日は、嫌な過去を思い出して、あまり寝れなかったから、今日の出勤は辛いなぁ。

けれど、当日欠勤なんてラファエロは認めてくれないので、頑張って出勤した。

ラファエロは、休もうとしても、お店に行ってから休む理由を言わなければいけないのだ。

熱が出てお店に行けなくても、本当に熱が出てるか、家まで確かめに来るくらい厳しいお店だった。

本当に熱が出てたら、フルーツ準備してくれたり、優しいんだけどね。

風俗嬢は仮病を使う子が多いので、休みには本当に厳しかった。

全ては予約をしてくださるお客様のためだと、ラファエロからは指導された。

遠方から来るお客様も多いので、予約してわざわざ来たのに、女の子が休んでいないなんて、決して許されないのだ。

入店して３ヶ月が経った頃、その日もいつもの様に朝礼が始まった。

１２時前になると、準備が出来た子から順に、お客様待合室に集まる。

この部屋は、プレイが終わった後に、お客様から専属スタッフが、アンケートを取る部屋。

終礼の時に使う部屋には、トップバッターのお客様がすでに案内されるのを待っている。

だいたい、サユリさんか私が一番に準備が終わり、ユウカちゃんとミサキちゃんがギリギリに集まっていた。

みんながそろうと、ボーイも集まり、朝礼が始まる。