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ルーニャンはこう告げた。「夜霧の鍛冶打ちでもある遠森魚正(とおもりぎょせい)が殺された。パワーマンがその場に居合わせ、容疑を掛けられている。助けなきゃ!レフィルが助けなきゃ!」半ば投げ槍にルーニャンは息も絶え絶えにテレパシーを脳裏に焼き付けんばかりに俺に送っていた。「ルーニャン…遠森さんが死んだのが俺的には信じられないんだ。ホントにパワーマンは犯人じゃないのか?自分に合う刀がないからって腹伊勢に殺したんじゃないか?」俺は滝の畔にいる。ルーニャンからの返信は途絶えていた。「ギリギリや…。」ルーニャンのテレパシーが微かにあったが、俺は取るに足らないとパワーマンの居場所を模索していたのだった。
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