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寝る前のブラックコーヒーは専制主義者にありがちだ。プロ故の愚行は確かに結果論でしかない。「次元の剣(つるぎ)…。刃のない刀…剣か…。」俺は遠森魚正の葬儀にて、聖剣朝露(あさつゆ)の所有者、フィリトと落ち合っていた。「天が決めるその斬撃の跡…。その太刀はまさに名刀のそれであった。あっははっ!レフィルはまだ人を斬殺してるのか?」フィリトは早速俺を嘲った。折角の聖剣朝露をお飾りにする様な阿呆だからな。遠森魚正も悲しかろう。「斬殺してる…訳ないがな。歳も歳だからな。お前の分まで斬殺してるよな。あっははっ!」俺は気さくに切り替えした。「ぼ、僕は人を殺めはしない。分かるよな?コンセンサス無き敬意に救いはないんだぞ?やっつけるなよな。」フィリトは顔を真っ赤にしてイキった。俺は確かに遠森魚正の教え通りにコンセンサスの掛け離れた事態に陥っていた。
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