レフィル&パワーマン

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銀河フィラメント。遠森魚正はそこまでの域に達していた。しかし、グレートウォールを指し示そうともユニバース、大宇宙はボイドでしかなく、遠森魚正はボイドを死の意図とし、刀を打った。それが次元の剣だそうだ。ボイドは生物であり、宇宙ではない大宇宙。つまり、死の意図であると遠森魚正は言う。「まぁしかし、フィリト…。いつまで略奪を繰り返すか?罪深いよな。」俺は宮浜空輝のことを考えていた。俺は宮浜空輝のことを掩殺するつもりだったから、仮に宮浜空輝がサタンであれ、銀河フィラメント、グレートウォールを模した次元の剣には適うまい。俺は勝機を得ているのだ。「宮浜空輝を殺したいのだろう?しかし、無理だ…。レフィルはルーニャンから何も聞いていないのか?宮浜空輝はサタンではない。ボイドだ…レフィルが死に急いでいるだけだ。」フィリトは俺に読心術を駆使し、釣っているまでだ。宮浜空輝がボイド…。俺はじゃあ何のために宮浜空輝掩殺を思い描いたのか。その喪失感はしかし、そうなのだと俺に云っている。「パワーマンは今何をしているんだ?」俺は嫌な予感がしていた。「パワーマンの目当ては次元の剣だよ。あっははっ!遠森先生を殺めたあいつが次元の剣を手放すのか?訳が分からない。パワーマンは皆兵を望むばかりだ…。」フィリトは凄まじいバランス感覚で我が精神を維持していた。略奪したのはヒーロー。ダークヒーローは遠森魚正。と言う凄まじいバランス感覚だった。
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