そろそろツリーを出そうかね。

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「急に……ズルい……」 深結は唇を尖らせた。 「いや、刑に処すって先に宣言してますし」 理玖はそう言って深結の尖らせた唇をその唇で吸うようにして再びキスする。 今度は長く。 深結は細い腕を理玖の首に回した。 理玖の男らしく筋張った手が深結の頬を包む。 角度を変えて何度も唇を合わせたあと、理玖は腕の中に深結を抱きしめたまま仰向けにベッドに倒れ込んだ。 「深結がめんどくさがっても、俺がちゃんと面倒みるからこの髪は」 理玖の指が優しく深結の髪を撫でる。 「ありがとう」 「だから絶対他の奴に触らせるなよ」 「はい」 深結は嬉しそうにそう答えると理玖の指に自分の指を絡めた。
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