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恩人さま
ユリウス・ベリル
「申し訳ないが寝室はここだけなのでね…
ところで…お腹は、空いてないか?」
そう言えば、朝から
何も食べてなかった…
わたし
メリリャ・ジュエリス
「あの…す、少しだけ…//」
ユリウスさまは、頷く。
恩人さま
ユリウス・ベリル
「では、食堂に案内しよう
軽食ぐらいなら、作れるのでね。」
ユリウスさまは、寝室のドアを開き
お茶を飲みほしたわたしは
ティーカップを、ナイトテーブルの上に
置かれた、ポットの横に置き。
ベッドから出て、ユリウス様に駆け寄る…
わたし
メリリャ・ジュエリス
「…//」
差し出された手を見てから、彼を見上げると
また、少しだけ頬が紅くなっていた。
恩人さま
ユリウス・ベリル
「父上が所有する、この屋敷は
いりくんでる…だから、手を繋がせてほしい。」
わたしは、小さく頷いて
その手をとると優しく握られて
それだけでも、キュンとしてしまう…//
わたし
メリリャ・ジュエリス
「よ、よろしく…お願いします//」
わたし達は一緒に階段を
ゆっくりと下っていき
1階の食堂に、向かっていく…
恩人さま
ユリウス・ベリル
「…//」
食堂に向かってる間、わたしは廊下を
連れられながら辺りを見回す。
わたし
メリリャ・ジュエリス
「ほこりも、クモの巣もなくて…
すごく…綺麗ですね。」
隣の、ユリウスさまが
こちら見つめて、微笑んだ。
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