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恩人さま
ユリウス・ベリル
「それでは、先に入浴を
せていたくのでね…待っていてほしい。」
わたしは頷いて。
半開きのカーテンを開け
窓を開けて、バルコニーに出る…
わたし
メリリャ・ジュエリス
「…」
朝は手すりをこえて
その向こうの、わずかな足場に立ってたのよね。
今はただ、手すりにもたれかかりながら
夕暮れの空を眺めている…
それから、しばらくして足音が近づき
わたしの隣に、バスローブ姿のユリウス様が並んだ。
恩人さま
ユリウス・ベリル
「生きていれば、色々とツラいことはある…
だが…人生はツラい事ばかりじゃない。」
わたしは、隣の彼に顔を向けて頷く。
わたし
メリリャ・ジュエリス
「そうですね…
ありがとうございます、ユリウス様//
あ、お風呂…わたしもお借りしますね。」
ユリウス様は頷いて
わたしは、寝室に戻り。
脱衣場で着ていた服を全て脱ぎ
浴室に入って、シャワーを浴び
頭や体を、丁寧に洗っていく。
ユリウス様…ステキな殿方…
いつも、わたしの気持ちによりそってくれる//
心も体も、あったまったところで
浴室から出て、脱衣場に備えつけの
バスタオルで頭と体の水気を拭き取り
バスローブに着替え、用意されていた
新しい、歯ブラシを水につけ
クリームをつけて歯を磨いていき
口をゆすいで
洗面器の横に置き、脱衣場から出る。
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