🌫️10年前🌫️

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30歳になった、お姉さまは 高級外車を取り扱う会社の社長と結婚して 女の子を産んだらしくて 10才になった娘を連れて いま、森の中のこの実家に帰ってきてる。 25歳になったわたしは 親に"あんたいつになったら結婚するの!" って言われて…何度も、お見合いしてきたけど… なかなか、良い人に恵まれず独身まっしぐら。 リビングの、1人がけソファーに座って 大切にしてる10,000ベリル紙幣を広げて眺める。 ec99fbb4-3e82-47f0-9e41-3005cb8f7d95 この人、かっこいいよなあ… 眺めてるだけで癒されるから なかなか、使えないでいるんだけど 小さな手が伸びてきた事に気づいて 顔をあげると、そこには 10才の姪っ子が立ってたから 伸びてきた手に紙幣を盗られる前に 2つ折りにして、胸の間に慌ててしまう。 姪っ子 「その、いちまんべりる あたしにちょーだい! つかわないでとっといてるなんて おばさんは、おばかさんなの?」 わたしは、そっと立ち上がる。 わたし メリリャ・ジュエリス 「まだ、10才でしょう? あなたに…こんな大金は、まだ必要ないはずよ。」 リビングから出て 自分の部屋に向かおうとした時 姪っ子が、わたしの前に出た。 姪っ子 「あたしはみんなにあいされてるの あなたよりずーっとね!」 な、なによっ… 「あたしは、あなたよりかわいいし? ぴちぴちだからぁ…むりもないけどぉ♪」 少し考えたあと、姪っ子が キャハハと笑いだした!
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