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恩人さま
ユリウス・ベリル
「フフッ…さて、朝食の用意をしよう。」
ユリウス様は持っていた
ティーグラスをトレーに乗せ
わたしのグラスもトレーに乗せ
それを両手で持ち
寝室のドアに向かったから、ベッドから出た
わたしは、ドアを開けるのを手伝い
一緒に食堂に向かう。
わたし
メリリャ・ジュエリス
「…♪」
それから少しして、食堂にたどりついて…
椅子に座ると、目の前に
ポットとカップが乗せられた、トレーを置いて
ユリウス様は、厨房に入っていった。
恩人さま
ユリウス・ベリル
「今日は、スープリゾット系‥だな。」
わたしは、その間…ポットから
ティーグラスに、アップルシナモンティーを注ぐ。
わたし
メリリャ・ジュエリス
「ん、美味しい…♪」
わたしは食堂の壁に飾られた
風景画を眺めつつ…またひと口、紅茶を飲む。
本当…綺麗な風景画…まるで、窓からの
景色を切り抜いて、飾ってあるようね…
しばらくして、厨房から出てきた
ユリウス様の手には
大きめのトレーに2人分の
リゾットを盛ったお皿が乗っていて
それを、テーブルの上に置いてくれた
彼は隣に、そっと座る。
恩人さま
ユリウス・ベリル
「コンソメスープリゾットだ。
口に合えば良いのだが…‥」
わたしは、彼に微笑みかける。
わたし
メリリャ・ジュエリス
「いただきます♪」
わたしは、さっそくひと口食べてみた…
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