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姪っ子
「キャハハ!
そうよ!おばさん、ケチで
ぶあいそうだから
だれにもあいされないんだ!
だから、ずっとひとり、で…ッ!?」
気づくと、わたしは…
姪っ子を床に押し倒し、馬乗りになりながら
その細い首を、両手で絞めつけていた。
わたし
メリリャ・ジュエリス
「うるさい…うるさい
うるさいうるさいうるさい!
たかが10才の小娘に何が分かるのよ!」
お姉さま
「メリリャ!ちょっと!
何してるのよ!!
わたくしの──ッ!?」
お姉さまに体当たりされて
わたしは床を転がり
起き上がって、リビングの片隅で
内股に座ってると
お姉さまが、ぐったりと
動かなくなった、自分の娘を抱き上げて
リビングから出ていく後ろ姿が見えた…
お母さま
「メリリャ!なんてことをしたの!
メリリャ!聞いてるの!?」
うるさいな、聞こえてるよ…お母さま…
どうしたの…?なんで、みんな…騒いでるの?
わたしは自分の手のひらを見つめ
脳裏に、姪っ子の首を絞めた
絞め殺した記憶がよぎる…
わたし
メリリャ・ジュエリス
「わ、わたし…」
そうだ、わたし…姪っ子を…この手で…
お父さま
「孫をよくも!おい、メリリャを地下室へ!」
わたしは、両脇を執事達に挟まれ
地下室に放り込まれて…
そこで…その場で、罰を受けた………
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