🌫️10年前🌫️

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姪っ子 「キャハハ! そうよ!おばさん、ケチで ぶあいそうだから だれにもあいされないんだ! だから、ずっとひとり、で…ッ!?」 気づくと、わたしは… 姪っ子を床に押し倒し、馬乗りになりながら その細い首を、両手で絞めつけていた。 わたし メリリャ・ジュエリス 「うるさい…うるさい うるさいうるさいうるさい! たかが10才の小娘に何が分かるのよ!」 お姉さま 「メリリャ!ちょっと! 何してるのよ!! わたくしの──ッ!?」 お姉さまに体当たりされて わたしは床を転がり 起き上がって、リビングの片隅で 内股に座ってると お姉さまが、ぐったりと 動かなくなった、自分の娘を抱き上げて リビングから出ていく後ろ姿が見えた… お母さま 「メリリャ!なんてことをしたの! メリリャ!聞いてるの!?」 うるさいな、聞こえてるよ…お母さま… どうしたの…?なんで、みんな…騒いでるの? わたしは自分の手のひらを見つめ 脳裏に、姪っ子の首を絞めた 絞め殺した記憶がよぎる… わたし メリリャ・ジュエリス 「わ、わたし…」 そうだ、わたし…姪っ子を…この手で… お父さま 「孫をよくも!おい、メリリャを地下室へ!」 わたしは、両脇を執事達に挟まれ 地下室に放り込まれて… そこで…その場で、罰を受けた………
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