🌫️現在(10年後)🌫️

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じゅうぶんに罰を受けた わたしは、閉じ込められていた 地下室からようやく出され お姉さま、今度は男の子を 出産したらしくて 10才になった、甥っ子を 今…この実家に連れてきてる。 お姉さまは41歳、夫婦円満で うまくいってるらしい… 35歳のわたしは、男性経験も無いまま 実家で…すっかり箱入り娘になってしまい 今は、足腰が弱った お父さまの介護を手伝ってる… 今は、また…あの日のように リビングで、窓辺の1人がけ用ソファーに座り 10年前と同じように 10,000ベリル紙幣を広げて眺めてて… ふと、背後に気配を感じて振り向く。 甥っ子 「ねえ、おばさま…それ、おかねだよね? ぼくにちょーだい! それだあれば、おもちゃとか おかしとか…いーっぱいかえるんだ!」 わたしは、10,000ベリル紙幣 2つに折り、胸の間にしまう。 わたし メリリャ・ジュエリス 「だーめ、お母さんに怒られちゃうよ~」 わたしは、ソファーから立ち上がり あの日と同じように 自分の部屋に向かおうとしたんだけど… 甥っ子 「おばさんのケチ! おかね、いっぱいあるんだから すこしぐらい、ちょーだいよ! だから…っ」 わたしは、甥っ子を睨みつけていたけど すぐにお姉さまが入ってきて 自分の息子を抱き上げ、睨み返してきた… お姉さま 「…」 わたしは、その場の 空気に耐えられなくなって 靴をはいて、実家を飛び出す!
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