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サンタの呪い
ある寒いクリスマスイブの夜、イツキは友達と共に山の中にある古い洋館にやって来た。そこは、廃墟と化していたが、友達たちはその場所でパーティーをすることに決めていた。
しかし、その洋館には、かつて悲劇が起こったという噂があった。あるクリスマスイブの夜、その洋館に住んでいた家族が、突然行方不明になったというのだ。それ以来、その洋館には誰も住んでいないという。
友達たちは、そんな噂を聞いても楽しそうにパーティーを始めた。しかし、イツキは何か違和感を感じていた。そして、夜が更けていくにつれ、その違和感はますます強くなっていった。
イツキは、友達の中の一人から手紙を渡された。その手紙は随分前のものらしく、黄色っぽく変色していた。
「前にこの洋館に住んでた家族の家族が書いたものらしいぜ。俺が持ってると無くすからお前、預かってくれよ。」
イツキが友達と話し終わった時だった。突然、停電が起こり、暗闇が訪れた。友達たちは、懐中電灯を手に取って慌てふためくが、イツキは何かを感じ取っていた。そしてその時、イツキたちは洋館の中で誰かの気配を感じた。
友達たちは、その気配を無視してパーティーを続けようとするが、イツキは異常を感じ、外に出ることを決めた。しかし、その時イツキたちは、洋館の中であるものを発見する。
それは、かつて洋館に住んでいた家族の遺体だった。イツキたちは、恐怖に怯えながら、その場から逃げ出そうとするが、すでに遅く、洋館の中は何かに支配されていた。
友達たちは、次々と襲われ、イツキも逃げ惑うことしかできなかった。そして、最後に残ったイツキも、突然何かに襲われてしまった。
目が覚めると、イツキは洋館の中に一人取り残されていた。外は雪が降り積もり、暗闇の中で何かがこちらを見ている気配がした。イツキは、洋館から逃げ出すことができるのだろうか。それとも、永遠にその場所に閉じ込められてしまうのだろうか。
イツキは、洋館から逃げ出すために必死に考える。しかし、どの方向に進んだらいいのか、どの扉が出口なのか、全く分からなかった。
そんな中、イツキはふと、友達から渡された手紙の存在を思い出した。手紙には、洋館の中には秘密の通路があると書かれていた。
イツキは、手探りで壁を探し始めた。すると、一つの壁に隠し扉のようなものを見つけた。それを開けると、急な階段が現れた。
イツキはその階段を下りていくと、地下室にたどり着いた。地下室には、かつて住んでいた家族の誰かが作ったと思われる秘密の部屋があった。部屋には、何かが隠されているような気がした。
イツキは、部屋を探し始めた。すると、壁に隠された扉を見つけた。扉の向こうには、かつて住んでいた家族が作ったと思われる謎の装置があった。
イツキは、それを操作してみることにした。すると、装置が作動し、洋館の中にある扉が自動的に開いた。
イツキは、その扉から逃げ出した。一生懸命に走ったのである。外はまだ雪が降っていたが、イツキは生き延びることができた。
そしてその後、イツキはかつて住んでいた家族が残した手紙に書かれた秘密の通路と装置について、調べることにした。すると、それらはかつて洋館に住んでいた家族が、何かを隠すために作ったものだったということが分かった。
イツキは、その秘密を守るために、洋館に残るものとなった。また、イツキは秘密を知る者たちから、洋館を守るために戦うことを決意したのであった。
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