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研修社員
「おはよござーまーす」
「そう君おはよう」
「早いなぁ、春木」
最近,チームの仲もより一層深まってきた。
そのおかげで仕事の流れもスムーズだ。
暑気払いの飲み会も近くなった季節。
そんなチームに研修として新人君が3人派遣されてきた。
春木君より年下の彼らに、
まだ配属前なのに、
コミュ障発症中の和沙もやっぱりかわいい。
「春木が若いって思ってたけど、
もっと若い子が来るとか、
もはや異次元だなぁ」
鏑木さんも少なからず緊張しているようだ。
「自分の子供みたいな年の子だもんね。
もはや鏑木さんの常識は通じないかもね」
そう言っていたずらに笑うのは重山さんだ。
ホントにこの人は、鏑木さんに容赦ない。
「だよなぁ」
それに踊らされる鏑木さん。
「大丈夫ですよ、
鏑木さんいろんな部署からの好感度も高いし」
さすが諸星さんのフォローが入る。
「そうか?」
そしてその言葉に急浮上する鏑木さんは、
なんというか—単純—だ。
みんなそう思っているのか、クスッとしている。
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