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「他に何が喋れるの?」
「じゃあ」
とばかりに得意になる俺。
「ゴン助、好きな国は何処かな?イ、イタ、何だっけ?ほら」
さあ、俺の期待に応えてくれ”イタリア”いや、練習通りに”イタリヤ”でいいから…
「イ・タォ・リィン・ヤゥー」
よし、いいぞゴン助。見事な”イタリヤ”だ。次行くぞ
「好きな食べ物は?」
ほら、練習通りにイタリヤの次に喋るように練習したあの言葉を言ってくれ。
「ドゥリヤァ」
見事だ。見事な”ドリア”だ。いいぞ、すんご~くいいです!
これには大喜びの彼女。彼女は喜んで、ゴン助におやつを与えてくれる。
「オゥイシゥイ」
ゴン助的には「おいしい」と俺の指示もなくなく勝手に喋り出す。
彼女がキャッキャ、キャッキャと喜びだすとゴン助も得意げだ。ここからはゴン助の一人、否一匹舞台。
覚えた言葉を連発。さらに
「オドリタイ」だの「ドリヤオイシイ」だの勝手に覚えた文字を組み合わせて、ゴン助的な発音で喋りやがる。
いいぞ、凄いぞ、凄くいいいぞゴン助。俺もビックリ。
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