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僕に熱烈に愛されたことで女性らは自信を得たのかもしれない。
僕は、いわばかませ犬だったようだ。
彼女らは、僕と交際に至らないまま、例外なく巣立つように僕からいなくなった。
それで僕はいつからか、自分を愛のキューピッドと揶揄するようになった。
僕は僕でパートナーを得ようと必死にもがく半生だった。
そう過去形で話してしまうようになったのは、ここ一、二年のことだと思う。
僕は、周りの同世代の男性らを見てもそれなりにダイナミクスのある人生を送ってきた方だと思うが、やや低スペックがネックという自覚があるものの、婚活サイトではまるで相手にされない。それで自己評価を下げざるを得なくなっている。
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