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「こんなこと、絶対に秘密だわ。私が夫を殺してしまっただなんて……」
自分に対してそんなこと言っても意味ないのに、独り言として口から出てしまうのは、それほど気が動転していた証なのだろう。
頭の中が真っ白になって、もう何も考えられない。でも、このままではいけない、というのはわかる。
だから少しでも脳を動かすために、すっかり冷たくなった夫を前にして、こうなった経緯を振り返ってみた。
そもそものきっかけは……。
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