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「俺は、男なんて相手したことないぞ」
「私がどうすればいいか、あとで教えてあげる」
「旦那やっぱり男色か?」
「私は違う、でも喜ばし方は大体知っている」
「お前、今夜から客取るからな予約入ったから今から喜ばし方教えてやる裸になれ、そう言えばお前の名前まだ聞いてなかったな、なんて名だ?」
「松吉だ」
「じゃ、これからはお松って呼ぶぞ」
「女みたいだな」
「仮の姿は女だからな、早く脱げ」
松吉が着物を脱ぐと
「う〜ん、いい拾い物をした」
「そら気持ちいいか?男相手だから男のお前が感じる所がいいんだ」
「あ〜もういい、もうわかったから、もうやめて〜俺は商品だぞ主人が遊んじゃだめだろ」
「客はこんなもんじゃないぞ、ぐいぐいくるからな!蹴飛ばすんじゃないぞ、それと女言葉話せ」
馴染みの客が来たようだ、主人が対応している、花魁の客らしい。
「花魁の所にご案内します」
自分の部屋に行こうとしている松吉を見て客は
「今日はあの女がいい」
「あれは、だめです」
「何故だ、あれがいい」
客は主人の制止を押し退け、強引に松吉の部屋に入って来た。
「旦那、私でいいのかい?私は男だよ!」
「何だ男だったのか」
「まぁ、金払ったんだから少し遊んでいくかい、気持ちよくはしてあげれるよ」と言って松吉が着物を脱ぎ始めたら、客が後ろから抱きついて来た。
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