仲良し4人組のクリスマスプレゼント購入

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山村もダメだ…鈴木という圧倒的な奴を味方につけている。 俺が黙ったんで、香澄が話し出した。 「千夜くんには私からも注意しておくから。後で喫茶店で会いましょう?」 『はい、では又後ほど』 『保ー!僕、フライパンが欲しい!』 「知るか。…香澄、スピーカーはもういい」 「もう電話切れたわよ?」 香澄が携帯をしまいながら俺に言った。 「千夜くん、山村先輩の事、嫌いなの?」 「本当に嫌いだったら、最初からダチにはなってねー。それより、香澄。俺へのクリスマスプレゼントは、香澄自身が良いな」 「えっ!でも、千夜くんにはヘルメット買ってもらったのに何か悪いわ」 「何、気にすんな。鈴木と山村のプレゼント買いに行くか?」 「え、ええ。じゃあ、デパートへ行きましょ」 再び香澄に腕を組まれ、俺等はデパートへ足を向ける。 本当にフライパン買ってやるかな。 そんな事を思いながら。 香澄と先ずはラッピング売り場に来てみる。 「色々な可愛い柄の用紙もあるのね」 香澄は心底、楽しそうだ。 俺も男に合いそうな用紙を見て周る。 結果、香澄にはピンクの花柄の用紙と、鈴木と山村には、青のストライプの用紙と黄色の無地の用紙をそれぞれ買った。 香澄はまだ迷っている。 「鈴木くんも山村先輩も男の子だから、コレじゃあ、似合わないわよね?」
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