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「友子、君の身体を第一に考えて、セックスは控えようね」
「ぁ………うん、ありがとう」
妊娠がわかった途端に、あれだけ毎夜営まれていた夫婦生活はお預けとなった。
少しくらいはと思っていた友子だったが、夫の優しさを受け入れ、同意した。
やがて、友子の身体が安定期に入った頃。
どんどん大きく膨れてきたお腹を抱えて夕飯を作っていると、夫が仕事から帰ってきたのがわかり玄関まで出迎えたのだが。
「ただいま、友子」
「おかえりなさ………
───────────え…?」
疲れて帰ってきた夫のその顔を見て、友子は息を飲んだ。
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