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1-1 出会い
始業時刻まで残りわずか
常時、人の出入りが激しい1階エレベーターホールは出勤のこの時間帯さらに混雑さを極める。
そんな場所で、この会社のトップである代表取締役社長も目の前にいる中、突如現れた高身長イケメンに腰を抱かれ注目を集めている自分……
「ふ、楓真くん…?お父さんにもわかるよう、もう一度言ってくれるかな?」
「だから、俺、つかささんと結婚する」
イケメンさんを名前で呼ぶ社長を横目に、彼はキッパリそう告げる。
『つかさ』とは間違いなく僕の名前……
一体、なんなんでしょうか、この状況―――!?
《欠陥Ωのシンデレラストーリー》
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