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噛んでいたガムを包み紙に包み、ごみ箱に捨てた。
その時、すぐ立ち去らずにごみ箱の中を見たんだ。そうしたら…。
捨てたものが、ずっとごみ箱の中でぐにゃぐにゃと動いていた。
ガムだと信じていたが、俺はいったい何を噛んでいたんだ?
正体を知ってしまったら心の何かが壊れそうな気がして、捨てたものの正体は確かめず、俺は慌ててその場を去ったよ。
それでも、あれはいったい何だったのか、ずっとずっと気になっている。
捨てたもの…完
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