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幼い頃から他の人間には視えないものたちが僕には視える。
みんなは気持ち悪いって言って忌み嫌うけど、そうなのかな。
中には人間を自分たちが棲む闇の世界へ引きずりこもうとするような悪い奴もいるけど、もちろんいい奴もいる。
僕は生まれつき病気がちでほとんどベッドの中にいるから、そういういい奴たちと話をしたりする。
動けない僕に代わって、彼らが外からの楽しい話を持ってきてくれる。
だから僕は、彼らのことが好きだ。
彼らがいなかったら僕は今日まで生きてこられなかったかもしれないのだから。
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