黒っぽい白と白っぽい黒
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それから何度も唇を吸われ、舌を絡め取られ、首筋を甘噛みされて、僕は朦朧とする意識の中で何度も彼の名前を呼んだ。 体に火がついたように熱くて、みずからの熱で焼け焦げてしまいそうだった。 もっと彼を感じたい、彼と繋がりたい。 でもその方法がわからなくて僕は焦れた。 そしてもっともっとと思うのに、体が言うことをきかないのだ。 何度目かのくちづけの最中、僕は再び血を吐いて意識を失った。
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